群馬データセンター 電源設備 2009/8/25 くもり
たまには本業のコンピュータ関係のおはなしをさせていただきたいと思います。
今日、新たに群馬データセンターの電源設備が設置となりました。
今日は設置と試験運転のみで、実稼働は9月2日ですが、、
では、今回設置した設備についてちょっとご紹介したいと思います。
大変、専門的な内容ですので、興味のある方のみ御覧ください(^_^;)
まず、私たちデータセンターはお客様のサーバをお預かりする上で
①温度・湿度などの環境管理
②火災・地震 災害に対する対策・管理
③安定的な電源供給の管理
大きくはこの3つを柱を重要事項として日夜管理運営をしております。
本日、設置となったのは③の電源供給の部分についてです。
(①、②についても、機会をみて話したいと思います。)
これは自前の変電設備です。
俗にいう「キュービクル」です。
よくマンションの屋上や大きなビルなどに設置している設備で、
これを稼働させることにより、一般家庭で使う電気量とは桁が違う
レベルの電気量を安定的に供給し続けることができます。
(電気容量の増大により必要になってくる自前の電気設備です)
※キュービクルとは高圧の電気を低圧にダウンする為にトランス(動力,電灯)、コンデンサ、低圧ブレーカ等を内蔵した盤です。トランス等の寸法が大きいので大きな盤になります。
ちなみに、日本では電力会社から電気の供給は以下の通りです。
・1相2線 →街灯などがこれ
・1相3線 100v/200v →一般家庭はこれ (今まで)
・3相3線 200v →俗に言う動力引き込み
・3相3線 6600v →俗に言う高圧引き込み (今回)
ポイント:はじめの設備はかかりますが、自前で変電設備を持つ分、電気の単価は安くなります(^.^)
それとこちらが自家発電設備です。
端的に停電になったときでも、安定的な電気を供給し続けることができるようにする設備です。
台風や落雷などにより停電した場合、、
自動でディーゼルエンジンがかかり発電し、電気を供給します。
(3分以上、停電が続いた場合は自家発電装置が動作して電気を供給、
瞬電や3分以内の停電は、無停電装置が動作して電気を安定供給します)
今回の一連の電源回りの強化により、より安定した信頼性の高いサーバ運用環境を
お客様に提供できるものと考えております。
おまけ
こちらは前の前の社屋の写真です。約11年前のネディアの本社があったところ
(今日たまたま前を通りかかったので(^.^)撮ってきました。
こちら総面積9坪の事務所 「今のネディアの礎を築いた場所」でもあります(^-^)
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